2024年、プロ野球・読売巨人軍の助っ人として期待されていたルーグネッド・オドーア選手が電撃退団の運びとなりました。

優勝を狙う読売ジャイアンツにとっては痛手にもなりそうな出来事ですね。

ことの発端は、オープン戦での不調から2軍調整を命じられたものの、それを拒否したとのこと。

ファンにとっては賛否あるオドーア選手の退団ですが、今回は視点を変えて年棒やMLBでの成績などを調べてみました。

オドーア選手の基本情報


出所:GIANTS

まずは、オドーア選手の基本的な情報をみていきましょう。

名前 ルーグネッド・オドーア
出身地 ベネズエラ
生年月日 1994年2月3日
身長 180cm
体重 90kg
ポジション 外野手
投打 右投左打

略的としては、2011年にアマチュアフリーエージェントでテキサス・レンジャースとマイナー契約し、2014年にメジャーデビューを果たします。

その後はメジャーでも多くの試合に出場しています。

ちなみにオドーア選手は、髪型も話題になっていました。

次の記事ではオドーア選手の髪型についてまとめていますので、ご覧になってください。

オドーア選手の年俸推移

オドーア選手は、2024年1月22日に巨人軍と契約。

単年契約で2億円の契約でした。

MLB(メジャーリーグ)経験者であるので、年俸の金額は妥当なところでしょうか。

オドーア選手は2014年からメジャーで活躍しており、年棒推移は下表のようになります。

年度 年棒
2014年(20歳・テキサス・レンジャース) 4700万円
2015年(21歳・テキサス・レンジャース) 5000万円
2016年(22歳・テキサス・レンジャース) 6300万円
2017年(23歳・テキサス・レンジャース) 1億2000万円
2018年(24歳・テキサス・レンジャース) 3億6000万円
2019年(25歳・テキサス・レンジャース) 9億円
2020年(26歳・テキサス・レンジャース) 4億円
2021年(27歳・ニューヨーク・ヤンキース) 14億4000万円
2022年(28歳・ボルチモア・オリオールズ) 14億4000万円
2023年(29歳・サンディエ・ゴパドレス) 5700万円
2024年(30歳・読売ジャイアンツ) 2億円

参考:spotrac

ご覧のとおり、一時は10億円を超える年棒だったオドーア選手。

2023年シーズンはマイナー契約だったのが年棒に反映されているのか、1億円にも満たない年棒でした。

しかし、2023年のデータですが、MLB選手の平均年棒は6億8000万円という点を考えると、10億円以上の年棒の時期があったオドーア選手の評価は高いものでしょう。

実際に、野球評論家の清水隆行さんやDeNAベイスターズで監督を務めた経験があるアレックス・ラミレスさんも彼を評価しています。

オドーア選手の成績

オドーア選手のMLBでの成績もまとめてみました。

年度
チーム
TEAM
打率
AVG
試合
G
打席
PA
打数
AB
安打
H
本塁打
H
R
打点
RBI
出塁率
OBP
2014 20 TEX 0.259 114 417 386 100 9 48 0.297
2015 21 TEX 0.261 120 470 426 111 16 61 0.316
2016 22 TEX 0.271 150 632 605 164 33 88 0.296
2017 23 TEX 0.204 162 651 607 124 30 75 0.252
2018 24 TEX 0.253 129 535 474 120 18 63 0.326
2019 25 TEX 0.205 145 581 522 107 30 93 0.283
2020 26 TEX 0.167 38 148 138 23 10 30 0.209
2021 27 NYY 0.202 102 361 322 65 15 39 0.286
2022 28 BAL 0.207 135 472 426 88 13 53 0.275
2023 29 SD 0.203 59 157 138 28 4 18 0.299
通算成績 0.23 1154 4424 4044 930 178 568 0.288

いかがでしょうか?

オドーア選手はMLBでもなかなかの成績を残していますね。

打率は物足りなさを感じる部分もありますが、本塁打では30本以上のシーズンもあります。

メジャー通算178本のホームランを誇るは魅力です。

しかし、2020年あたりからは成績が下降している感じでしょうかね。

数字だけをみると、長打力が魅力な一方で出塁率や打率に難がある選手という印象です。

オドーア選手の今後は?

巨人を電撃退団したオドーア選手。

今後の去就はどうなるのでしょうか。

いまのところ、今後の去就は決まっていないわけですが、NPBを早期退団した助っ人外国人の進路を参考にしてみたいと思います。

まずオドーア選手と同様で巨人を早期退団となったダン・ミセリ投手

2005年に巨人でプレーすることになりますが、4試合に登板しただけで開幕から1カ月も満たず4月中旬に退団

その後、5月にはMLBのロッキーズとマイナー契約を結んでいます。

2005年と2006年にMLBで50試合ほど登板しますが、その後はマイナー契約やアメリカ独立リーグで2009年までプレー。

また、2018年に中日ドラゴンズでプレーしたディロン・ジー投手も同様で4試合に登板しただけで、自由契約に。

シーズンオフに自由契約となっていますが、同年4月21日の登板後に不調を訴え、血行障害が判明。

アメリカに帰国後、同年5月上旬に手術を受けますが、その後も日本に戻らず、事実上の退団ともいえる事例でしょう。

ジー投手は2019年1月に現役引退を自身のSNSで発信しました。

さまざまな事例はありますが、オドーア選手は現在30歳という年齢ですので、MLB復帰も可能な年齢ではないでしょうか。

しかし、巨人に入団する直前の成績は決して良くはなく、いきなりメジャー契約は難しいでしょう。

マイナー契約、独立リーグでのプレー、出身国であるベネズエラや近隣国でのプレーなどが考えられます。

オドーアの年棒はどうなる?

急遽、退団となったオドーアですが、年棒がどうなるのでしょう?

筆者の推測では、入団から2か月は在籍していたので、その分は支払われると思われます。

と言うのも、NPBの選手は年棒を12分割して毎月支払われるからです。

元日本ハム・ヤクルトの今浪隆博さんも「大体が12分割を選ぶ」と発信していますね。

よって、少なくともオドーア選手には2か月分の3,200~3,300万円程度は支払われるのかと推測しています。

ただし、こればかりは契約ごとですので、必ずしも正しいとは言い切れません!

前代未聞の退団劇を乗り切れるか

1月の契約からわずか2カ月で電撃退団となったオドーア選手。

ただ、巨人は起用したい外野手が豊富で、もしかすると大きな痛手にならない可能性もあるでしょう。

ここは前向きに既存の選手の活躍を期待するしかないですね!

 

 

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