今回は私が応援している球団の「中日ドラゴンズ」についてみていきたいと思います。
野球が好きな方の多くは「ホームランを観たい」と思うかもしれません。
またはどんどん点数が入る試合を観たいのではないでしょうか?
私も当然その気持ちが強い野球ファンです。
少しずつ記事にして更新していきますが私は結構、球場に赴いて生の野球を観戦します。
そうなるとやはり、どんどん点数の入る野球は確かに楽しいです。
しかし、一歩ひいて野球の特性を考えると打率が3割を超せば優れたバッターと言われますが7割は凡打するわけです。
あのイチローや世界の王貞治でさえも打率が4割に達したことはありません。
ですので、数字上で考えると打撃は失敗する確率が高いのです。
では逆の守備はどうでしょう。
守備率という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
守備率とは選手が守備にかかわった場面でどれだけアウトにできたかを示します。
数字が高いほど守備率は高くなります。
ちなみに、2016年シーズン、各ポジションで守備率の高い選手は9割9分以上の数字を出しています。
つまり、守備でミスする確率は極めて低いと言えます。
プロであるならばなおさらそのようになるのではないでしょうか。
バットにボールを当ててヒットにする確率より守備で打者を打ち取る確率がはるかに高いのです。
基本的に野球は確率の高い守備に重点を置くと勝つ確率は高まるのではないでしょうか?
名将、野村克也ことノムさんも「野球は確率のスポーツ」と言っています。
ID野球というのもデータを駆使して局面に応じた最も確率の高い戦略を選ぶことになるわけですね。
少し話はそれましたが野球は守備が重要です。
私が応援している中日ドラゴンズ。
2004年から2011年まで指揮を執り、8年間で4度のリーグ優勝を達成した落合博満。
落合は森繫和(現中日監督)を側近に置きピッチャーの事をすべて任せていました。
その中日は2011年、苦しみながらも逆転でリーグ優勝を果たします。
2011年シーズンの中日はチーム打率が12球団で最低の.228。一試合当たりの得点も12球団最低の2.9点ほど。
しかし、チーム防御率はリーグトップの2.46(12球団では2番目)の成績。
防御率とは1試合に相手チームにどれだけの点数を取られるかの平均値です。
よって、2011年の中日は1試合で2.9点取れて、2.46点に抑えられているので勝てたわけですね。
防御率が悪ければ打撃陣がそれ以上の得点を取らなければいけないので確率的に勝てることが少なくなります。
2011年の中日は打てなくても優勝できることを証明してくれました。
これは同時に野球は守りを中心としたスポーツであることを意味するのではないでしょうか。
極論ですが打線が弱くても四球で出塁したランナーを送りバントで2塁へ。
そして、ヒット1本で1点取れます。(状況によりますが…。)
その1点を継投で守り抜いて0点に抑えれば勝てるのです。
そんなにうまく行くことばかりではありませんが守りに重点を置くほうが計算は立ちますね。
バッターがヒットを打つ確率はよくて3割から3割3分ほど。
それに期待をかけても失敗の可能性が高かったわけです。
2011年の落合ドラゴンズに習ったチーム作りは理想だと私は思っています。
ちなみに昨年、日本一に輝いた日本ハムのチーム防御率は3.06。
一試合当たりの得点は4.3点ほど。こちらも得点が上回っています。
昨年の日本ハムはチーム打率も.266と高めですので打線がうまく機能していたと考えられます。
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