年越し前の大掃除は各家庭で力を入れて行うと思います。しかし、どうしても手が届かず、やり残して年越しをしてしまった…。という方もいると思います。今回は大掃除のやり残しをしてしまいがちな「換気扇」の掃除について取り上げます。
台所(キッチン)周りでいうと換気扇は油のベタベタ汚れで掃除も後回しにしてしまいがちです。長期間、放置してしまうと汚れも落ちにくくなり換気扇の効果もなくなってきてしまいます。
ぜひ、この記事を参考にして換気扇の掃除に取り組んでみてほしいと思います。掃除方法だけではなく汚れを出来るだけ防ぐ方法も紹介しますので合わせて参考にしてみてくださいね。
Contents 目次
大掃除でやり残しが多い場所
大掃除だけではなく、日頃の掃除もそうかもしれませんが「汚れがひどい箇所」や「(棚などの高さで)手の届きにくい場所」はどうしても掃除を後回しにしがちになります。私も経験がありますし、皆さんも経験があると思います。
大阪のハウスクリーニング業者のステップクリーンさんによると、年末の大掃除でやり残しの多い箇所はカーテン、棚の上、庭やベランダ、本棚やラック、そして換気扇の順になっています。
やはり、掃除を行うのが大変だったり、掃除するにも気が引ける場所になるのがわかりますね。理想を言えば定期的に、なおかつ、優先順位をあげて取り組まないといけないのですが…。
換気扇が汚れる理由はやはり油調理
換気扇が油汚れでベタベタしてしまうのは、やはり、油を使った調理によるものです。油調理をすると料理中に油が蒸発して空気中に舞います。そして、付着した場所で油に戻るので換気扇だけではなくガスコンロなどの調理器具周辺も油で汚れます。
ガスコンロでの調理の際はもちろん、ガスを燃やしているわけですがガスは燃焼すると上昇気流を発します。換気扇もその上昇気流の影響で熱くなり、油煙の特徴上、暑いところに付着して汚れるといった流れです。
最近はIH(アイエイチ、電磁調理)も普及していますがガスコンロよりは換気扇は汚れにくいと言われています。ガスコンロを使った時のように上昇気流が発生しないために油煙も付着しにくくなっています。
出来るだけ換気扇を汚したくないのならIHを使った調理も検討しなければなりませんね。比較的安い商品を見つけてみましたので参考までに載せておきます。工事が不要で手入れも簡単ですし、サイズ感もキッチンのコンロスペースに置けるくらいになっています。
同時に2つの調理器具(鍋やフライパン)を利用できますので従来のガスコンロに比べて使いにくさもないでしょう。換気扇の手入れ軽減にもつながりますよ。
換気扇のベタベタを綺麗にする方法
では、今回の本題である換気扇のベタベタ汚れを綺麗にする方法を順番に解説していきます。
必要な道具を準備と掃除の下準備
まずは必要なものを準備し、換気扇掃除の下準備を行います。基本的に特別なアイテムは必要ありません。
- 掃除用の手袋
- 洗剤
- スポンジ
- 古布(使い捨て雑巾など)
- ミニブラシ(細部の掃除用)
- 割り箸(先が平面に練っているもの)
- ティッシュペーパー
洗剤に関してはキッチン用でも十分ですが汚れがひどい場合はキッチンの頑固汚れ用など専門洗剤がいいでしょう。頑固汚れの洗剤なら以下の商品がおすすめです。
ハウスクリーニング業者が作った洗剤で清掃業者さんも利用している優れものです。内容量も500mlですから長持ちもするでしょう。製品情報にも効果が明記されていますよ。
- 製品概要・仕様(2):レンジフードやガスコンロの汚れ・ガスコンロ五徳のこびりついた頑固な油汚れを強力に落とす油汚れ専用超強力洗剤です。
- 製品概要・仕様(3):簡単な油汚れであれば希釈して使用しても十分効力を発揮します。製品概要・仕様(4):換気扇や魚焼きグリルなどの油落としには漬け置きすると効果的です。
(引用:アマゾン)
ぜひ、お買い求めください。道具の準備が終わったら掃除の下準備をしていきます。
- 換気扇の電源を切る(オフにする)
- 汚れが飛び散らないように調理台やシンクには新聞紙を敷いておく
- 掃除用手袋をはめて金属部品で怪我をしないようにする
以上の下準備を行なったら次は換気扇の部品外しに移ります。
換気扇の部品を外す
換気扇にはいくつかのタイプがあり、それぞれで部品の外し方が異なります。ファンの種類で異なってきます。ファンには5つの種類があり…
- プロペラファン
- シロッコファン
- 斜流ファン
- ターボファン
- ラインファン
となります。台所についてある換気扇で一般的なファンはプロペラファンとシロッコファンとなっています。詳しい解説は交換できるくんで紹介されていますので参考にしてみて下さいね。
簡単に違いを紹介するとシロッコファンはレンジフードが付いていてダクトを通して外に空気を逃がします。プロペラファンはレンジフードが付いている場合もありますが空気を直接外に出します。
いずれにしてもファンの部分を取り出して掃除することになります。シロッコファンの場合ははじめに整流板とフィルターを取り出す必要があり、プロペラファンならファンはむき出しになっていますから注意してファンをとりはずすことになります。
シロッコファンの際でレンジフードを分解する方法は以下の動画にわかりやすい動画になっています。
プロペラファンタイプであれば中央の固定ネジを緩めてプロペラを外して前面についているカバーも取り外します。Lideaというサイトにはプロペラフェンの取り外し方が記載されていますよ。
部品を洗剤で掃除
部品を取り外したらそれぞれを掃除していきます。シロッコファンの場合はレンジフードから取り外したフィルターや整流板も綺麗にします。フィルターや整流板は全面に洗剤を吹きかけて数分間放置し、その後、汚れを拭き取り水洗いします。最後に乾かして終了です。
問題はファンの掃除です。シロッコファンの清掃方法もLideaさんのサイトに動画で紹介されています。順番に載せておきますね。ファンにこびりついた汚れを割り箸で取り除くところからスタート。
洗剤を塗布するにはティッシュペーパーを使うと効果的のようで、ティッシュペーパーを使った洗剤塗布の方法が紹介されています。ティッシュペーパーの巻き方の動画が以下になります。
次の動画は洗剤塗布について説明されえています。
プロペラファンの掃除もシロッコファンと同様で取り外した部品について洗剤を吹きかけて掃除していきます。レンジフードがついている場合も整流板やフィルターに洗剤をつけおきしてから水洗い、乾燥となりますね。プロペラファンの掃除方法についても動画を探してみましたので視聴してみましょう。
換気扇掃除の注意点
換気扇掃除をする際の注意点はLideaさんにも書いてありますが高い場所への洗剤噴射は目に入らないようにすることやレンジフードの塗装の剥がれがないように洗剤を噴射したら長時間放置しないことなどがあります。
また、換気扇の機材の特徴を説明書などで振り返ることもあげられます。推奨される清掃方法も異なる可能性もあるので断り書きは確認しておきましょう。
換気扇ベタベタ汚れを防ぐ方法
一度汚れてしまうと掃除するのも億劫になる換気扇。ですが日頃から汚れないようにしておけば後回しにする必要も無くなります。ここからは換気扇のベタベタ汚れを防ぐ方法を紹介します。
汚れ防止フィルター
もっともお手軽な方法は汚れ防止フィルターを利用することです。フィルターカバーを使うことで油汚れの侵入を防いでくれます。カバーをつけてもカバー自体が黄色く汚れてきたら交換時期になりますので定期的に交換するようにしてくださいね。
プロペラファン型ならお徳用のカバーがありましたので紹介しておきます。たった数百円で面倒な掃除の手間が減るならば買いではないでしょうか。
レンジフード付きのタイプでも数百円程度の商品がありました!レンジフードについているフィルターにかぶせるタイプですから取り付けもそこまで面倒であはりませんよ。
また、シロッコファンタイプだとファンにカバーをつけるとファンの汚れの防止につながります。
レンジフードのフィルターと合わせて使えば汚れ防止の効果はさらに高まりますね。
レンジフードのこまめな掃除
ある程度の期間が経過してから掃除しようとすると汚れも落ちにくく、面倒になりますからこまめなレンジフードの掃除をするに越したことはありません。ファンまで掃除しなくてもいいですからレンジフードの屋根の部分や内側のフィルターを拭き掃除しておくなど、料理が終わったらその都度行うと汚れは溜まりにくくなります。
「こまめに」というのがなかなかできないかもしれませんが、あとあと困らないように掃除していきましょう。
換気扇を掃除して快適なキッチンにしよう
大掃除でやり残してしまう換気扇の掃除。汚れが目立つとキッチン周りが汚く見えて、衛生面にも不安が出てきます。換気扇掃除には腰が重くなりがちですが綺麗にしてスッキリさせていきましょう。
そして、掃除が嫌にならないように普段から汚れない工夫をしておくのもポイントです。ぜひ、取り組んでくださいね。
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