秋の味覚の梨(なし)。好きな方も多いのではないでしょうか。食べた時の食感がシャキシャキしていて水々しいですね。実は梨狩りを行えるスポットは意外に関東地区にも多いんです。そこで今回は梨狩りのスポット、関東地区についてまとめていきたいと思います。秋の娯楽として参考にしてみてくださいね。
Contents 目次
梨についての知識
梨狩りのスポットを調べるにあたり、梨について色々と調べてみました。
実は日本で栽培されている果物の中で梨は一番歴史が長いようです。ご存知でしたか?私も初めて知りましたが弥生時代にはすでに食されていたとのこと。弥生時代というと狩り、採集(さいしゅう)の他に稲作が伝わった時代でもあります。
どうやら、日本書紀という古い書物にも記載されているようです。しかし、弥生時代の梨は皮もかたく、甘さも少なかったでしょう。江戸時代頃から品種改良が行われ、現在のような甘みがあり皮も柔らかい梨は明治時代からと言われています。
梨はビタミンをほとんど含まれていません。それから、栄養価も高いとも言えません。水分と食物繊維が比較的多いのが特徴です。便をやわらかくするソルビトールという成分を含んでいるので便秘予防に効果あり。
そのほか、高血圧予防に効果があるカリウムや利用作用のあるアスパラギン酸(アミノ酸の一種)、それから消化を助けるプロテアーゼが含まれています。東洋医学の知識では梨の汁が咳止め効果もあるとのこと。
豆知識になりますが「梨(なし)」の名前の由来は様々な説があります。歴史の教科書にも登場する江戸時代の学者、新井白石(あらいはくせき)は梨の中心部は酸味が強く「中酸(なす)」が転じて梨になったと言っています。
違う説になると果肉(食べる部分)が白いことから「色なし」、風があると実らないと言われたことから「風なし」などの言葉から転じたという考えも。
梨の由来はさだけではありませんでしたが、歴史の長い果物の一種なんですね。豆知識程度に抑えておくと面白いでしょう。
ちなみに、梨の生産量日本一は千葉県となっています。(平成27年農林水産省、作物統計)
梨狩りに必要なもの
では、次に梨狩りに出かけるときに必要なものをまとめておきます。さらに、いい梨の見分け方も紹介していきます。
①梨狩りに必要なもの
梨狩りに限らず、果物狩りの場合には収穫してすぐに食べることも楽しみの一つ。梨狩りの場合には皮をむくことを考え、手に梨の汁がついてベタつくことも考えられますね。それらを踏まえると以下のアイテムがあると便利でしょう。
・まな板と包丁
・ティッシュ、ウエットティッシュ
・紙皿とフォーク
・虫よけスプレー
・タオルや着替え
・レジャーシート(持ち込み禁止の場合もあり)
これらの道具を準備していくと便利です。まな板や包丁は施設によっては用意されてることもあるでしょう。出かける前に施設に聞くことをおすすめします。紙皿とプラスチック製の使い捨てフォークも同様です。
梨狩りをするとなると虫がいることもあります。虫よけスプレーで対策を取っておきましょう。また、梨狩りの季節は秋とは言っても残暑が厳しく終わった頃には汗を掻くこともあるでしょう。タオルや着替えも忘れずに。
レジャーシートは施設によって持ち込みが可能かどうかチェックしておきましょう。
②いい梨の見分け方
今度は、いい梨の見分け方を紹介します。せかく梨狩りにいくのならばいい梨をゲットしましょう。次にあげる梨は美味しい梨と言えるものです。
・色の濃い梨
・張りや硬さのある梨
・梨の下の穴の部分がふっくらしている
・枝の先にある梨
梨には青梨、赤梨がありますが二十世紀と呼ばれる青梨であれば明るい黄色がかった緑。茶色っぽい赤梨であれば褐色がかったころが美味しい梨です。目安にしてみてください。
付け加えるとすれば皮が少しツルツルになってきた頃も食べごろになります。これは皮の水分が抜けてきて熟してきているサイン。
りんごやスイカ、メロンもそうかもしれませんが持ったときに張りがあり、固くてずっしりくるものも梨の食べごろです。梨のお尻と言われる穴となっているところに甘くて美味しい部分があります。ふっくらしていたら良い梨ですよ。
プチ情報として、梨の保存についてですが基本的には鮮度がいいうちに食べてください。冷蔵庫に保存すれば1週間程度は持ちますが甘みが薄れます。
乾燥するとシャキシャキとした食感が失われますのでビニール袋やジップロックなどに入れて保存することをおすすめします。
関東地区・おすすめ梨狩りスポット
ではでは、様々な知識を学習したところで関東地区の梨狩りスポットをご紹介します。先にも書きましたが梨の生産量は千葉県がナンバーワンでした。
ただ、関東でも東京で梨狩りができるイメージはないのですが…できるようです‼︎それから、名産地の千葉県や神奈川でも梨狩りを満喫…。
①水田園(東京都)
東京都心からのアクセスも良い東村山市にある水田園。入園自体は無料ですが持ち帰りで1kgで600円の費用がかかります。8月下旬から9月中旬まで梨狩りが楽しめます。
②松乃園(東京都)
稲城市にある松乃園。珍しい梨園で袋かけ(受粉した実に)を5月下旬から6月上旬に体験。そして、大きく実った梨を収穫する体験を9月下旬から行うセットになります。予約が必要のようですが面白い体験になりそうです。
③清玉園(東京都)
こちらも稲城市にある梨園になります。一般的な品種の他にオリジナルの品種である「清玉」を栽培しています。他にもレアな品種も…。入園無料、持ち帰りは1kg650円。8月下旬から9月中旬が梨狩り時期です。
④初清園(千葉県)
千葉県の松戸市に位置する初清園では梨狩り食べ放題が魅力的です。予約は必要ですがバーベキューセットも貸し出してくれるとのこと。これ以上ない楽しみになりそうです。梨の収穫と同時期に巨峰などの収穫もできるようですね。
⑤石井テル園(千葉県)
こちらも梨の産地、千葉県の石井テル園。鎌ヶ谷に位置します。最大の特徴は時間無制限でもいだ梨が食べ放題であること。レジャーシート持ち込みもOKのようでピクニック気分を味わえますね。
⑥鈴木園(神奈川県)
茅ヶ崎にある鈴木園には、野菜・食育ソムリエが果樹の知識や豆知識を教えてくれるのが興味深いところです。入園料はありませんが持ち帰りの時に料金がかかります。梨は品種が幸水ならば1kg650円。梨の他、同じ時期ではぶどう狩りもできますよ。
⑦高橋果樹園(神奈川県)
藤沢市の高橋果樹園には9種類の梨を栽培しています。品樹の多さが魅力です。入園料は無料ですが品種に応じて持ち帰りの料金が異なります。700円から800円ほどになっています。袋をかけない栽培ですので糖度が高めの梨を楽しみましょう。
関東の主要、東京や神奈川、千葉で梨狩りができる施設でしたがどうでしょうか。もちろん東京都心では厳しいですが、東京でも梨狩りができるんですね…。
そんなイメージがなかっただけに新鮮でした。
最後に
東京をはじめ関東でも梨狩りが楽しめるところは沢山あります。秋の味覚の梨をもいで新鮮な味覚を楽しんでみましょう。
■こちらの記事も読まれています
BBQセットをそろえる時に失敗しないコツを伝授!!コンロ選びから必要なものまで解説
金華山(岐阜)の登山コースは初心者用もあり!︎金華山の魅力やコース紹介!︎
高尾山の天気や季節に服装を合わせて登山を楽しむ!︎高尾山登山の服装を解説
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @zyouhouhasin47
この記事へのコメントはありません。