私も以前はそうでしたが「安定した企業に勤めたい」、「潰れない公的な機関に就職した」と考える方は非常に多いと思います。
新卒の就職市場は売り手市場と聞くようになっています。
しかし、働くとなればどんな企業でもいいわけではありませんね。
出来るだけ長く、安定した企業に務めたいと考えるのは、不思議なことではありませんね。
安定した職業で言えば「公務員」は王道の選択肢になります。
しかし、国家公務員の総合職は競争倍率が15倍を超えることは当たり前で、20倍になることも珍しくありません。
職種にもよりますが、競争倍率が数十倍になることもあります。
そこで就活をされている方検討しやすいのが、公益財団法人。
今回は就活中の方が気になっている公益財団法人への就職は難しいいのか、求人選びのコツを紹介します。
Contents 目次
公益財団法人は全国各地に5000以上もある
公益財団法人は一般的な企業とは違う性質があり、公務員と民間企業の中間的なものといえます。
公益性の高い法人ではありますが、民間企業に分類される性質があります。
たびたび問題にあることもありますが、官公庁からの天下り先になっている法人も存在します。
天下り問題はさておき、公益財団法人は公務員と同様で解雇(クビ)になることは極めて稀(まれ)です。
そして、仕事も激務な法人は少なくプライベートの時間も確保しやすい傾向にあります。
公益財団法人は非営利組織ですから、「売り上げ、売り上げ」と躍起になることが少ないからでしょう。
いわゆるホワイト企業であることから、就職先に検討している方も多いはずです。
そして、法人数は減少しているものの5000以上も存在します。
全国各地で就職先に選べるのも、人気の理由でしょう。
公益財団法人に就職するまでの流れ
ここからは、公益財団法人に就職するまでの流れを大まかに紹介します。
求人のリサーチ
民間企業への就活とほぼ同じ流れになりますが、まずは、求人のリサーチから始めましょう。
リサーチ方法は次のテーマで詳しく解説しますので、ここでは省略しますね。
意中の法人へ応募
好みの法人が見つかったら応募に移ります。
多くの場合、メジャーな求人サイトや法人独自のサイトで募集要項を掲載し、WEBでの応募からスタートできるようになっています。
例えば、求人サイトでも有名なマイナビさんでは第二新卒や若年層に向けた求人サイトを運営しており、公益財団法人も掲載されています。
第二新卒者、20代での就職や転職を考えている方は、登録(無料)してアドバイザーもサポートしてくれますから検討してみて下さいね。
応募先法人の選考に沿って試験や面接を受ける
応募が終了したら、書類提出や面接など応募先法人の選考手順に沿っていきます。
多くの法人で書類選考、筆記試験、面接と流れていきます。
就活中の方や就活経験があれば、さほど難しく考えずに選考へ挑めるでしょう。
求人サイトを利用した募集ではWEB上で入力した経歴などを書類選考し、通過者が面接に挑むのが一般的です。
面接は1度だけではなく2,3回行う法人もありますので、募集要項や採用担当者からの指示、もしくは問い合わせをしてみましょう。
並行して他社への応募するなら、バッティングしないように注意が必要です。
合否決定
合否の結果は選考過程ごとに出され、書類選考には1週間前後、面接まで進んでも1週間前後はかかるでしょう。
この辺も民間企業と同様ですね。
新年度に向けての人材募集であれば、2月中旬や下旬と3月中旬まで2回の日程を組む法人もあります。
なお、転職エージェントや転職エージェントに関してもまとめています。
あわせて、ご覧ください。
おすすめの転職エージェント&転職サイト7選|自分にあったものを選ぶ方法
公益財団法人に就職するのは難しいのか?
公益財団法人への就職を考えている方が気になるのは、就職難易度が高いかでしょう。
そこで、公益財団法人への就職は難しいかどうかをリサーチしてみました。
競争倍率は法人により異なるので比べにくい
公益財団法人の受験者数や合格者数を公にしている機関はなく、法人ごとにデータでまとめているところもほぼありません。
ですから、一概に就職するのが「難しい」「簡単」といえません。
ただし、募集人員をみれば「若干名」としている法人もあれば、「50名程度」と比較的多い人員を募集している法人もあります。
募集人数から難易度を考えるのは可能です。
あまり信じたくないのですが、縁故(コネ)も多少は左右するとの声もあります。
法人によっては狭き門となる
法人により、採用数を若干名としていれば競争倍率は高くなるとも考えられます。
つまり、就職するのは難しいとの推測になります。
ただ、通年で求人を出していて、募集が若干名ならそこまで競争倍率が高くないかもしれません。
一方、次年度に向けた採用での若干名ならば、狭き門となる可能性があります。
気になる法人があれば前もって求人情報を調べておき、通年なのか次年度ようなのか、緊急性の高い募集なのかを見極めないといけませんね。
公益財団法人の求人選びのコツ
公益財団法人への就職は一概に難しいとも簡単ともいえませんが、採用される確率を上げるためには求人選びをうまくしないといけません。
どのように求人選びをするのがよいか紹介します。
自分が習得している技術や知識を活かせるか
一番重要といえるのが「自分が身につけている技術や知識がしっかりと活かせるか」です。
これは公益財団法人への就活だけではなく、民間企業でも同じですね。
経営系の学問を習得していながら、募集人数が多いからといって設備関係の法人に応募しても合格は厳しいでしょう。
求人探しをする前に自分の特徴や技術、知識で強みとなるものは何かを振り返ってみてください。
自分の分析に関して、リクルートさんのページで興味深いものがありました。
以下からアクセスしてみましょう。
新卒者の場合はマイナビさんの自己分析のページが参考になります。合わせて紹介しておきます。
自己分析をしっかりと行うことで、仕事を選ぶときのミスマッチがだいぶ減ります。
効率的な就職活動につながるのです。
また、公益財団法人の性質や運営、会計について知識があると強みになります。
民間企業とは異なる特徴があるので、その点をしっかりと把握しておきたいところです。
求人サイトや公式サイトを上手に活用
公益財団法人の求人情報は求人サイトや公式サイトに掲載されています。
求人サイトであれば検索窓に「公益財団法人」などと入力して都道府県(エリア)で絞り込んで検索をかけてみましょう。
例えば、転職系求人サイトのエン転職さんなら公式サイトの左側中段くらいに「キーワードでさがす」とあります。
そこに「公益財団法人」と入力してみましょう。
有名どころの求人サイトならリクルート、マイナビなどが、公益財団法人以外も含め求人数が豊富ですので検索をしてみましょう。
それでもうまく検索できない場合はインディード(indeed)もおすすめです。
気になる求人が見つかったら念の為、公式サイトもチェックしてみてください。
法人の特徴やどんな事業をしているか、しっかりと研究して選考に臨むためです。
自治体など公的機関の所轄法人をチェック
公益財団法人は国や都道府県、市町村が関係している法人ばかりです。
住んでいる自治体の公式サイトにアクセスしてみてください。
「環境省」など気になる省庁から調べてもOKです。
多く場合、「リンク集」が公式サイトの最下段に掲載されています。
リンク集のなかに関連する法人が記載されていることがあります。
それでも探せないときは「東京都 公益財団法人」と検索して、どのような法人がヒットするか調べてみます。
ちなみに、私が住んでいる山形県の公式サイトを覗いてみました。
しかし、関連団体をうまくみつけられませんでした。
そこで、「山形県 公益財団法人」と検索したところ「関連団体」のページを探せました。
関連団体のページを選択すると…いろんな関連団体があり、公益財団法人も発見できました!
自治体や国の官公庁の関連団体からめぼしい法人を見つけ、職員の応募があるかどうか調べるのも有効です。
求人サイトから検索するか、法人の公式サイトから求人をみつけるか。
それらが効果的な求人の見つけ方です。
就活に役立つ書籍
就職活動は、自分の人生を左右する大きなイベントです。
万全の対策をとって臨む必要があります。
以下に就活に役立つ書籍を紹介しますので、参考にしてください。
公益財団法人に就職するには求人選びがポイント
公益財団法人は、安定志向のある求職者に人気の法人です。
予算などの面からも求人広告を大々的に掲げて職員募集ができない傾向もあり、求人をみつけにくいこともあります。
仕事探しのミスマッチがないように、自分の強みや特徴をしっかりと分析。
その後、大手求人サイトでの検索、自治体や官公庁の公式サイトから関連団体を調べて求人案件があるかどうか調べてみる…と進めていきましょう。
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