2018年も1月があっという間に過ぎていますね。間も無く2月。節分やバレンタインとイベント続き、次第に春も近づいてきます。そして、2月といえば…。プロ野球のキャンプイン。野球好きの私にとってはテンションが上がる時期になってきました。いよいよって感じですよ。今年のプロ野球は日本ハムに入団した清宮幸太郎君に注目が集まっていますね。自主トレやイベント参加の様子が連日のように報道されています。気になるのは1年目から活躍できるのか。そこで、清宮君とこれまで高卒1年目野手の新人王獲得者について書いてみました。
Contents 目次
高卒1年目野手で新人王獲得した選手
まずは、これまでのプロ野球の歴史で高卒ルーキーの新人王獲得者がどれだけいるかですが…。
過去に、6人しかいません!
あくまでも、高卒新人「野手」っていう話ですよ。で、誰なんだ? ってことですよね。()内は打率、本塁打、打点の順です。
中西太(.281 12 65)
豊田泰光(.281 27 59)
榎本喜八(.298 16 67)
張本勲(.275 13 57)
清原和博 (.304 31 78)
立浪和義(.223 4 18)
以上の6人です。数字をみると清原さんはやっぱり「怪物」としか言えませんね。年間通して30本塁打や3割の打率を残すこと自体難しいのに、高卒でいきなり達成しているんですから。松井秀喜さんやイチロー選手も新人王は獲得できませんでしたので、難しいことなんですよね。
ちなみに、2017年の新人王はセリーグが京田陽太選手、パリーグは源田壮亮選手。ともに、ショートを守る野手ですが高卒ではありません。
京田陽太(.264 4 36 23盗塁)
源田壮亮(.270 3 57 37盗塁)
先に紹介した6人と遜色ない成績。逆か…。高卒なのに大卒や社会人出身選手と同様の成績を出しているのでね。各年度の新人王について知りたい時にはこちらのページをみてみましょう。
これは個人的な見解ですが、野手1年目で新人王を獲得するには…。
「打率は.250、ホームラン5から10本、打点は50前後」
そのくらいの成績は必要かなと感じますね。もちろん、チームの順位や競合する選手がどれだけいるかなどでも変わりますけどね。それから、守備の評価もあります。立浪和義さんは22盗塁と守備が上手い人が獲得できるゴールデングラブ賞を獲得したことも評価されています。そこで、清宮君がその数字を残せるかというところ。
清宮の能力
清宮君に関しては、いろんなプロ野球解説者が評価しています。高校生の時点である程度、完成された選手と見て取れます。清宮君と同様、高卒選手として注目されている中村奨成(しょうせい)君との比較記事ですが以下をお読みになってみて下さい。
解説者たちが評価をしているということは高卒でも十分に活躍できる能力は期待できることになります。ただ、とある名コーチは弱点も指摘しています。
気になるのは、バットの出方だ。構えたときに、癖なのだろうか、ぐりぐりとバットを回してタイミングを取る。そこから振り下ろすときに、ややバットが寝てしまうのだ。少なくとも、西東京大会ではそうだった。
(引用:スポーツナビ)
ちょっと難しいですが、「バットが寝て出てくる」というのが弱点とのこと。バットを寝かすと高めが打ちやすくなります。逆に真ん中から低めのボールは打ちにくくなるデメリットもあります。
低めに投げるのは投手の基本とも言えますし、プロになればコントロールも変化球のレベルも格段に変わります。そこに対応できるかを不安視する人もいます。ですから、これから清宮君のバッティングを見るときは「バットが寝ているかどうか」をみて見ると面白いというか、プロ向けに直したのかわかってきますよ。
ちなみに、バットが寝ているとは何かわからない方はこの画像(ページ)をみて下さい。(画像部分の左半分)実際に何かを握ってスイングして見ると高いところは振りやすいのですが低いところはバットを出しにくくなりますよね。
そして、多くの人が懸念しているのは守備と走塁。よく、「ファーストしか守れない」、「足もそこまで早くな」などと言う見方を目にします。これは僕のような野球ファンだけではなくプロ野球解説者も指摘しているところです。解説者30人が清宮君をどう評価しているか、面白いページを見つけました。
守備走塁に課題があるとする解説者もいますが、それを補う以上のバッティング能力があることがわかる評価ですね。この記事は清宮君が高校2年の終わり頃のものですが、その時点でかなりの評価があるのも逸材と言える選手でしょう。
高卒1年目で新人王獲得を
清宮君が新人王を獲得するには、やはり、バッティングで結果を出すしかないと思えます。立浪さんのように盗塁と守備の選手ではないと思いますのでね。試合に出るとなるとポジションはファーストなのか、指名打者なのか、それとも別のポジションなのか…。母校の練習に混ざりいろんなポジションでノックを受けているとの噂もありますので少しドキドキしますね。(栗山監督は大谷君を4番ピッチャーで起用したり、4番を打っている中田翔選手を1番で起用するなどサプライズ起用もあるので)
高卒1年目で新人王獲得なるか…。プロ野球史上、7人目と言う快挙ですし個人的に期待しようかと思います。
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