雑感

ボクシングのプロモーターとは?井上尚弥選手がトップランク社と契約


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2019年11月7日、WBSS(ワールド、ボクシング・スーパーシリーズ)のバンタム級決勝戦において、井上尚弥(いのうえなおや)選手がノニト・ドネア選手を下して優勝しました。

私も格闘家かぶれですから、この一戦をテレビ中継にて観戦しました。いつもは早いラウンドでKOしてしまう井上尚弥選手ですが、相手は5階級制覇のレジェンドのドネア選手。

そう簡単にはいきませんでしたね。ダウンを奪いましたが、勝負は判定までいきました。しかし、レジェンドを倒したということで名実ともに「モンスター」のニックネームがマッチする選手になります。

試合後は、アメリカの大手プロモート会社「トップランク」との複数年契約が明らかになりました。プロボクシングにおいて、たびたび耳にする「プロモーター」とは何か。

疑問に思っている人もいるでしょう。そこで、プロボクシングのプロモーターについて解説します。

 


 

プロモーターはマッチメイクする役割

 

結論からいうと、プロモーターの役割は契約選手のマッチメイクをすることです。つまり、選手の対戦相手や試合会場を決めるということになります。

プロモーターの役割は非常にシンプルですが、その存在は大きなものです。

日本のプロボクシングはクラブ制を採用していますので、基本的にプロモーターの役割はボクシングジムが担います。日本のプロボクシングのポスターをみると「主催 〇〇ジム」というような記載があるわけですが、そのジムが興行を仕切っているということです。

 

 

画像は日本日本ボクシングコミッション(JBC)の試合予定ですが、「プロモーター」にはボクシングジムの名前がほとんどになっています。例えば、「帝拳」と書いてある試合は帝拳ジムが会場をや試合をする選手を決定していくわけです。

世界タイトル戦が2つ以上行われるような興行では、世界王者が所属する複数のジムがプロモーター(主催)として開催されることもあります。

多くのファンに会場に足を運んでもらって、場合によってはテレビ中継を段取りする…いろいろなことを計画して興行を成功させるのがプロモーターの役割です。

 

 

井上尚弥選手が契約するトップランク社とは

2019年11月7日の試合で勝利した井上尚弥選手は、今後、アメリカの大手プロモート会社であるトップランク社と契約することがわかりました。

 

試合後の公式会見には、米プロモート大手のトップランク社のトッド・デュボエフ社長ら幹部が出席し、井上と複数年契約を結んだことを発表した。

(引用:井上尚弥が米プロモート大手と契約、今後米で2戦か

 

トップランク社は世界王者を中心として世界レベルのボクサーのプロモーションやマッチメイクを手がける会社です。日本人ボクサーでは、ミドル級の村田諒太(むらたりょうた)選手、スーパーライト級の岡田博喜(おかだひろき)選手、スーパーフェザー級の伊藤雅雪(いとうまさゆき)選手もトップランク社と契約をしています。

もちろん海外のボクサーもトップランク社と契約をしています。過去の契約選手には、モハメド・アリ、フロイド・メイウェザー・ジュニア、マニー・パッキャオといった誰もが知るような人物もいました。

それらの名選手に匹敵するとトップランク社が判断して、プロモート契約を進めたのでしょう。

 

 

井上尚弥選手のこれから

トップランク社と契約した井上尚弥選手について、様々な記事が出されています。「これからの2試合はアメリカで…」という記載のある記事もあります。

過去(2019年11月まで)に井上尚弥選手は2度、アメリカで試合をしています。いうまでもなくアメリカで試合をする方が、注目されますしファイトマネーもよくなります。

トップランク社は世界中が注目したマニー・パッキャオとフロイド・メイウェザー・ジュニアの試合を開催するなど、多くの実績があります。井上尚弥選手の次の対戦相手は簡単に検討できませんが、トップランク社がプロモートするとあれば注目試合が組まれる可能性が高いです。

 

 

井上尚弥選手がトップランク社との契約が今になった理由

井上尚弥選手は2019年11月7日の試合に勝利したことで、19戦19勝(16KO)という戦績になりました。なお、プロ6戦目(2014年4月6日)の試合に勝利して、世界チャンピオンになっています。

そこから5年半の年月がかかり、トップランク社との契約となりました。すでにトップランク社と契約している村田諒太選手はデビュー時から契約しています。

これは私個人の見解も入りますが、ボクシングの本場といえるアメリカではヘビー級やミドル級といった重量級の試合が好まれます。井上尚弥選手は本当に強い選手で、世界的な評価も高いのです。しかし、興行として大きな金額が動くことが少ない軽量級の選手。

そのような背景があったと推測します。今回のWBSSで優勝して名実ともにトップファイターになったため、大きな興行を組めると考えたのではないでしょうか。

選手にとって、たくさんの観衆が集まる会場で試合をするのは夢でしょう。また、自分が望む相手と試合をしやすくなるので、トップランク社との契約はよかったと思います。

 

 

大手プロモーターとの契約は大変なことも多い??

大手プロモーターと契約できたことは、大きなメリットになると思います。村田諒太選手が2018年10月20日にロブ・ブラント選手に敗北して、世界チャンピオンを奪われた試合があります。

試合後の会見で村田諒太選手は引退も考えているような発言もありました。しかし、プロモーターのトップランク社はロブ・ブラント選手との再戦に前向きで引退させることはないだろうとの記事もありました。

 

プロモーターは再戦に前向きで、村田を引退させる可能性は低いそう

(引用:プロモーターの意向とボクシング中継 村田諒太が引退できない理由

 

選手本人の気持ちとプロモーターの意向がマッチしないこともあり、選手はモチベーションを保つのに大変なこともありそうですね。やはり、ボクシングとはいえビジネスとして考えれば、仕方ない部分もあるのでしょう。

ともあれ、井上尚弥選手が今後、どのような試合をこなしていくか注目したいところです。

 

 

これからも注目したい井上尚弥選手

WBSSで優勝を果たし、今後は本格的な海外進出をしていく井上尚弥選手。無敗記録をどこまで伸ばすのか、階級を上げていくのか、どんな相手と試合をするのか…。いろいろな期待が膨らみます。

これからも井上尚弥選手に注目していきましょう。

 


 

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